ウイング大学2021 第5回「ウイングのパートナー様との付き合い方」
今年度第5回となるウイング大学のテーマは「パートナー様との付き合い方」でした。
会社同士の仕事上のお付き合いは当然のこと、個人的にも飲みに行ったり遊んだり、プライベートなこともあるようです。
今回の講義には40名以上の参加があり、ウイングスタッフが考えておくべき関心の高いテーマだということが解りました。
―ウイングのパートナーの考え方
以前、お仕事をいただいている同業大手企業の社員から「おい、外注」って言われ、嫌な気持ちになりました。
自分が嫌がることを他人にしないようにする。
それから、ウイング社内ではご協力いただいている会社、エンジニアの方々をパートナーさんと呼ぶことにしよう、お互いがメリット、利益が生まれるように対等な立場で協力するようにやっていこうと言っています。
ウイングでは現在、約28社60名以上のシステムエンジニア、セールスという職種で、ウイングが持っていない技術やノウハウ、不足している開発パワーをご支援いただくパートナー様がいます。
ウイングの事業推進のためには、パートナー様のご協力無くして成り立ちません。
いつもありがとうございます!
―パートナー様との契約形態
IT業界では様々な契約形態がありますね、基本的なことをおさらいしておきます。
・請負契約
注文者の発注に対し、請負人が仕事の完成を約束し、その結果に対して報酬を支払う契約。
◼受託者は、独自の裁量と責任をもって仕事を完成させなければならない( 発注者による指揮命令はできない)
◼原則、委託業務が完成しなければ、報酬は得られない(ただし、完成した ところまでの報酬を支払うという場合もある)
◼完成した仕事(成果物)に対して、責任を負う(瑕疵担保責任)
・準委任契約
請負と違い仕事の完成を目的としない一定の事務処理を行うことを約束し、その遂行に対して報酬を支払う契約。
◼受託者は、独自の裁量と責任をもって仕事を遂行させなければならない( 発注者による指揮命令はできない)
◼委託業務が完了しなくても、報酬は得られる
◼業務を遂行する上で、通常考えられる注意を行っていれば、完了した仕事 に対して責任を負わない(善管注意義務)
・SES契約
システム・エンジニアリング・サービスの略称で、特にIT業界のみで用いられる。
内容としては、主にシステム開発における一部の開発を委託するもので、名称は違うが準委任契約と同義。
・派遣契約
仕事を依頼する側の労働に従事させることを目的とし、労働者を派遣してもらう契約。
業務委託契約(請負、準委任)とは、相対する形態として考えられる。
◼派遣する側(派遣元)には、ライセンスが必要
◼派遣される側(派遣先)に指揮命令をすることができる
◼派遣労働者や派遣元事業者に対し、完成責任はない(瑕疵担保責任もない )
などの契約形態があります。
現在のウイングとパートナー様との契約形態は主にSES契約が多いですが、今後は一括委託する請負契約するパートナー様を増やしていく方針です。
パートナー様にプロジェクトマネジメントする能力を向上してほしい、将来はユーザー企業から直接、受託開発できるようになってほしいと願ってのことです。
―パートナー様との付き合い方
発注側だから立場が上といった意識ではなく、自社の社員と同じように大切に接しています。
パートナー様と信頼関係を強くしていくために、ウイング社員とともに勉強会や研修への参加、忘年会や新年会、バーベキュー、棚田の田植え稲刈りなどの親睦イベントにも参加していただいています。
棚田でできた魚沼産コシヒカリ新米もパートナー様のご家族に食べていただこうとお渡ししています。
また、パートナー様と信頼関係を築こうとウイングスタッフも下記のことを心がけていきます。
・ビジネスに活かせる有益な情報を共有すること
・対等な立場で担当者に接すること
・取引が互いの利益になるようにすること
・相手が困った時には「助ける」気持ちを もつこと
・すこしくらいいいだろうではなく、公私のけじめある接し方をすること
―ウイング大学を受講して
パートナー様と様々な契約形態や下請法(下請代金支払遅延等防止法といい、親事業者による下請事業者に対する優越的地位の濫用行為を取り締まるために制定された法律)を学び、ルールやマナーも考えながらお付き合いしないといけないことが勉強になりました。
これからもウイングは、パートナー様と「対等な関係」「正当な評価」「感謝の気持ち」「助け合い」「信頼関係」を念頭に、共に発展して長いお付き合いが出来るパートナー様との関係を構築していきます。
こんなウイングです、まだ、お付き合いのない企業様、個人の皆さんもこれからよろしくお願いいたします。