Good Transformation (新潟DX推進コミュニティ)活動開始!
- RPAの本音と本質 ~最強のバカVS爆速ワーク~ -
今年、ウイングの会長樋山を中心とした8名(新潟県内のITベンダーやフリーアナウンサーなど)の有志で、新潟県内のDXを推進し始めた企業17社のインタビュー取材を行い、その様子を動画にしてYoutubeにて公開しました。
さらに、その取材活動の趣旨にご賛同いただいた県内各地の有志が、DXを推進するコミュニティ活動を始めました。そのコミュニティの名前は “Good Transformation” 。
「新潟をもっとGoodに!」を合言葉に、12月12日に第1回目のセミナーを開催しました。
今回はその内容をお伝えします。
~ 最強のバカVS爆速ワーク ~ ってなんだろう
皆さん、RPA(Robotic Process Automation)って知っていますか?
RPAは、単純な繰り返しで行われるPC上の業務をそのままロボットで自動化するソフトウェアだといわれています。しかし、実はそれを超えるものだったというのです。
講師の佐藤俊輔さんは鈴木コーヒーの社長さんなのですが、RPAの販売を行っているSUPER FUTURE(https://superfuture.co.jp/index.html)の代表でもあります。
佐藤さんがなぜRPAに手を出しているかというと「クリエイティブに溢れる愉快な新潟を創りたい」という熱い気持ちからだそう!
実際に佐藤さんの会社である鈴木コーヒーの事務員の働き方は、RPAでこんなに変わったそうです。
佐藤さん曰く「RPAを人手入力の置き換え業務の範疇で使っているようじゃ、 必要ない。馬鹿なプロセスのままで、RPAに同じプロセスをやらせるなんて最強のバカだ」とのこと。
RPAはビジネスインテリジェンスでこそ発揮するという話は目から鱗でした。
―佐藤さんと樋山会長の対談
講演のあとは、樋山会長と佐藤さんとの対談です。
その要点は
①RPAはブリッジさせることに長けている。
例えば、受注システム、製造指示システム、出荷システム、売掛請求システムなど、EXCELや業務システムで単独で動いているシステムのインタフェースをRPAでつなぎあわせて自動(半自動)にできるということです。
②自分の会社の業務だけに閉じさせない。ステークホルダーを巻き込むことが肝要。
エンドユーザーを喜ばせるためには、自分の会社の前工程を行う企業や後工程を行う企業もデータの連携をして、効率化や効果を上げていくことに価値があるということです。
③顧客拡大、受注増加に活用できる!
以下はチョコレート屋さんの事例ですが
赤い文字は人が動くこと、その他の黒字のアクションはRPA活用であり、毎年恒例のイベントには一回作った仕組みが使えるというのには驚きですね。これは他の業種、 B2B事業でも顧客拡大、受注増加に活用できるのではないでしょうか。
④最強のバカの打開方法は、仕事の棚卸をすること。
最終的なアウトプットの情報を見て、そのデータの発生源までさかのぼり、そこからRPAの活用方法を考えるとよい。今までの人手でやっていた手順は考えずに、仕事の棚卸をすることが、RPAを最大限生かすことにつながるのです。
以上のようなお話を聴き、ITの知識を持っている人より、マーケティングやビジネスノウハウを得ている人の方がRPAを効果的に活用できる、ということに納得できました。
―セミナー聴講者のアンケートも高評価でした
セミナー聴講者のアンケートも以下の通り大変高評価でした。
―次回のGood Transformationセミナーテーマは「IT化の失敗から学ぶ」
成功の話も参考になりますが、より学べるのは失敗からです。
ということで、次回は新潟県内3企業の方から失敗談をお話いただきます。
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