ITベンダーこそ必見!ローコード開発の5つの効果
最近、ローコード開発についての講演依頼、取材が多くなりました。
ユーザー企業にとってのメリットばかり強調されがちですが、ローコード開発はITベンダーの経営にも効果があると断言します。
17年間ローコード開発プラットフォーム『GeneXus』に携わってきたウイングが、ITベンダーこそローコード開発に注目すべき5つの理由をお伝えします。
1.エンジニアの育成期間が短縮できる
IT業界はまさに日進月歩、日々様々な技術が生まれています。
それに振り落とされないことはIT企業の使命ではありますが、社員を育成しようとする際には大きな負担にもなります。
ローコード開発ツールは、高度なコーディングの知識や経験を必要としません。
きちんとITの基礎を学び、ツールの特性を理解できれば、技術の習得が比較的容易であり、エンジニアの育成期間は今よりも短縮できるはずです。
2.工数削減でき利益率が向上する
従来のスクラッチ開発では、テストが終わり、顧客がシステムを触れてはじめて、ユーザーの期待とのギャップが顕在化します。
運用までに新たな追加工数が必要になったり、悪ければ設計工程まで再度さかのぼって開発工程のやり直し、なんてこともあるでしょう。
ローコード開発ツールによるアジャイル開発なら、早い段階でシステムに触れて確認してもらうことで、ギャップを極力抑えることができます。 予想外の大幅な工数が生じる可能性が少なくなり、利益率向上につながります。
3.エンジニアの長時間労働を無くせる
IT業界の人手不足は深刻で、エンジニアの長時間労働が常態化している企業も少なくないでしょう。
そんな実情が業界から人を遠ざけ、人手不足に拍車がかかる。
そんな悪循環を止めなければいけません。
ローコード開発は、多大な作業工数を費やす下流工程(プログラミングやテスト)の作業を自動化することで、工数を大幅に削減します。
エンジニアの残業時間は少なくなり、結果的には社員の離職率の低下、ひいては業界の人手不足解消にもつながることでしょう。
4.口コミで顧客が広がる
ローコード開発は、スピーディなシステム開発、スピーディな保守対応を可能にします。
経営活動やビジネスの変化に対応して、スピーディかつ柔軟にシステム変更や保守が行えることで、ユーザーの満足度は高まります。
システムに満足された顧客が取引をリピートしてくださったり、他のユーザー企業に口コミが伝わり、商談が発生したことも実際にありました。
5.会社としての価値が向上する
顧客の満足度が高くなれば、受注単価も高くなる。
受注単価が高くなれば、高い報酬が設定できるようになり、エンジニアを採用しやすくなる。
エンジニアを採用できれば、さらに受注を広げられる。
顧客が増え、会社が大きくなれば、エンジニア派遣、SES事業だけでなく、会社として新しいステップを昇ることも可能になるでしょう。
ローコード開発で、会社の可能性が広がるはずです。
―これからベンダーに求められることは?
今後もローコード開発ツールの機能は一段と進化し、またさらに新しいツールも誕生してくるでしょう。
Citizen Developerと呼ばれる、IT部門のエンジニアではなく、事業部門の現場担当者が自らシステムを開発することが増えていくことになります。
とはいえ、システムの運用周りやセキュリティについては、ベンダーのノウハウが必要です。
これからは、ユーザーとベンダーの協創が重要になります。
ITベンダーは、システム開発から、企業のDX推進を支援する役割へと、求められる立場が変化していくでしょう。
―GeneXus無料説明会を開催しています
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その他技術教育なども行っています。お気軽にご相談ください。