ローコード開発|JUAS主催『JUASスクエア2023』にウイング若手社員が参加しました
2023年9月7日、ハイアットリージェンシー東京にてJUAS(日本情報システム・ユーザー協会)主催のJUASスクエア2023が開催されました。
同イベントの『その場でリアル実装!データモデリング&ローコード開発』にウイングの若手が参加しましたのでその様子をお届けします!
― 『その場でリアル実装!データモデリング&ローコード開発』
当イベントでは、各社がローコード開発ツールを使って業務システムを開発します。
ただし、作成するシステムは当日イベント会場にご参加の皆様からその場で開発の課題を募り決まります。そのため各社は、事前準備無しにその場でシステム設計・データモデリングを行う、非常にスリリングなイベントとなっています。
ウイングからは実装担当(GeneXus開発経験・4年)、デモ発表担当の2名で臨みました。どちらもライブイベントは初参加とのことで、ウイングの若手社員が腕試しです!
なんと今年は4年ぶりの会場開催!!過去にウイングが同イベントに参加した当時はイベントの聴講者はリモート参加でした。
(過去参加時の様子はコチラをご覧ください! ⇒ 『他流試合に若手が参加しました!!』)
会場に集まった聴講者に見守られながら、ドキドキハラハラのイベントが始まりました。
● 開発課題の選定
はじめに、実装するシステムを決めます。会場に参加頂いた聴講者の方にお題(開発の課題)を紙で書いて頂きます。
「ホテル予約サイト」「パソコンなどの管理台帳システム」「外部環境モニタリングシステム」「原価計算システム」などの候補が出たなか、
ウイングは多種多様な企業の資産を管理する「資産管理システム」を選択。
データモデルができればシステムが作れるデータ中心アプローチ(Data Oriented Approach)をローコードツールで実践していきます。
● データモデリング
データモデリングを実践したのはスペシャリストの渡辺幸三さんです。
資産管理システムの開発でポイントとなるのは「多種多様な資産」
土地、パソコン本体・付属物、車、・・など、多種多様な資産をどのようにデータモデルを作るか。ホワイトボードを使い、資産タイプ、資産タイプ別管理属性など、複雑なテーブル構造をわずか30分で次々にモデリングしていきます。
完成したモデルはテーブル数が7個ですが、テータ構成の難易度が非常に高いデータモデルとなりました。
● 実装開始
完成したデータモデルに対して、各社プロトタイピングを行います。白熱したシステム実装バトルが開始!!
「うわー、もっとシンプルなテーブル構成だとよかったのに!データモデルを理解するのも大変だよ」実装担当者から心の声が聞こえてきます
60分の限られた時間の中、ウイングもGeneXusで実装を始めます。
①まずはトランザクションと呼ばれるオブジェクトに、テーブルの項目を追加していきます
図の資産情報と資産別管理属性のように、親子関係になっている場合は階層状にすることで表現できます。
②次に作成したトランザクションに、一覧画面用のパターン(図の「GRADESelection」)を適用します
弊社のGeneXus開発基盤「G.RAD.E」を使うと、システムの画面を作るための作業は基本的にこれだけです。非常に簡単ですね。
③サポートしている開発言語やDBであれば、組み合わせが自由に構成できるのもGeneXusの強みです
今回は開発言語を「Java」、データベースを「SQL Server」で実装しました。
もし別の開発言語やデータベースで構築したい場合は、設定を変更して構築し直すことで簡単に実装できます。
―途中、進行役による各チームへのインタビューがありました。他チームが順調に進んでいそうな雰囲気で、プレッシャーがかかります。
④あっという間に60分過ぎ、実装の時間が終わりました
完成した「資産管理システム」の画面がコチラ
●デモンストレーション
何とウイングが大トリ!GeneXusについて、完成したシステムの概要、GeneXus(と「G.RAD.E」)を用いた開発方法について、説明しました。
● 闘い終わったウイング若手の声
実装担当者
「ホワイトボードにデータモデルが書き出されていく間、システムにするときどういう画面遷移になるか、といったことを自分でも意外なほど集中して考えていました。他のローコード開発システムでの実装や開発画面を見ることもできて良い経験になりました。」
デモ発表担当
「あの人数を前にしての発表の経験がなく、また内容も公開されるという性質上、どうしても緊張してしまいました。作成したシステムの説明だけではなく、GeneXusの利点について触れることも忘れないように心掛けました。非常に良い経験ができたと思いました。」
― 最後に
今回のイベントは開始と同時にどんどん聴講者が会場に集まり、最初に用意した椅子が足りずに椅子を追加するほど熱気に包まれました。
実装中の姿やインタビュー、実装後の発表を通じて各社のローコードツールの特徴を体感できるとても良いイベントと感じました。
ウイングからは初参加の若手2名で臨みましたが、多くの人が参加された会場の雰囲気や他社との他流試合でとても良い経験と刺激になったと思います。是非この経験を生かして今後の成長に繋げて欲しいですね。
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