ローコード開発 他流試合に若手が参加しました!!
2022年5月16日、JUAS(日本情報システム・ユーザー協会)主催の「その場でリアル実装!データモデリング&ローコード開発」のイベントにウイングの若手が参加しました。
当イベントはその名の通り、イベント開始してから、システム開発する課題を決め、そのお題に対して、ローコード開発ツールを使ってわずか1時間で実装するドキドキハラハラ、スリリングなライブイベントです。
ローコード開発コミュニティからウイングを含む7社が参加し、競い合いました。
ウイングからは実装担当、デモ発表担当、指南役の3名で臨みました。
イベント開始10分前から、会場には緊張した重苦しい空気が充満し、ピリピリしています。
130名余りの聴講者もこれから何が起こるのか?
静かに見守っているようです。
―開発課題を決めて データモデリング
最初に実装するシステム開発課題を決めます。
課題を募集し、6つの開発課題候補がそろった後に、聴講者に投票で選んでもらいます。
この間、実装するエンジニアはテーブル数が少なく簡単な業務にしてほしいと心の中で願っていたに違いありません。
その願いは叶わず、選ばれた開発課題は「仮設資材リース業向け配車管理システム」に決定しました。
当業務は1日1台で複数の現場へ納品したり引き上げたりする配車管理業務であり、配車は資材の種類、量によって空きトラックの効率的な配車が重要なシステム要件です。
次に、30分でデータモデリングのスペシャリストである渡辺幸三さんがホワイトボードを使ってデータモデリングを開始します。
実装チームと聴講者からも意見や情報を聴きだし、業務を参加者全員で確認しながらモデリングしていきます。
(もうそのへんで、やめてくれ! これ以上複雑な業務にしないでくれ! ・・・エンジニアの心の叫び)
そして、できたモデルはテーブル数が9個と難易度も高くなりました。
(あちゃー!! 1時間でできるわけないよ ・・・・エンジニアの心の叫び)
このデータモデルに対して各社60分でプロトタイピングを行うことになります。
―実装開始!
白熱したシステム実装バトルが開始しました。
と、ここで運営する団体の一つ「ローコード開発コミュニティ」から挨拶です。
弊社代表の樋山がコミュニティを代表して話しているのですが、誰もそんな話を聴く余裕がありません。
60分の実装でウイングも走り出します。
まずデータモデルからテーブルの親子・参照関係などを読み取りテーブル作成を行い、オブジェクトに落とし込んでいきました。
それらを基に検索画面や入力画面、子画面を作成し、検索条件の追加や入力フィールドの表示をリスト形式に変更したりなど調整を行い完成形まで運んでいきました。
画面はレスポンシブ対応なのでPC、スマホの両方の画面を一気に構築できるのもGeneXusの強みです。
途中で、進行役が聴講者に進捗状況をお伝えするために、各チームを訪問しインタビューします。
この忙しいときに声をかけるなよ!って険しい顔つきのエンジニアたちに、進行役も必死に声をかけます。
そして、60分があっという間に経ち、限定的な実装でしたがウイング若手も頑張りました。
―闘い終わったウイング若手の声
実装担当者
「テーブル・画面・データの作成を1時間のうちに行う必要があるのでエラーを起こさないよう慎重に速く作成するように頑張りました。幸い、エラー箇所もすぐに直せましたが、赤文字のエラーが表示された際には緊張なのか、恐怖か?で手が震えましたよ。」
デモ発表担当
「お題のデータモデルが難解であったことや業務イメージが掴めず、思うような成果物・発表には至らなかったのが残念です。そういった状況でも、話す内容を工夫してカバーするなど改善の余地が大いにあったと反省し、今回の経験を今後に活かしていきたいと思います。」
―最後に
当イベントの参加企業はお互いローコード開発ツールベンダーとして競合・ライバル関係ですが、終了後はお互いの健闘をたたえ合い声を掛け合っていました。
このイベントを通じて聴講者やこれから動画を見る人たちに、ローコード開発の凄さや実力を体感して頂けたら幸いです。
今回は若い技術者に参加してもらいましたが、当イベントのような他流試合に参加することで、他社のベテランや優秀なエンジニアから刺激を受け、自身の成長に繋げて欲しいと感じます。
ウイングのローコード開発技術