営業部門でデジタル化を促進するためには、適切なツールの導入が重要です。各業界に広まるDX化の波により、営業の仕組みが大きく変わりつつある今こそ、生産性を向上させ競争力をつけるためには、適切なツールを導入し、営業プロセスを再構築する必要があります。
しかし、どのようなツールを導入するべきかわからず先に進めてないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、営業部門のデジタル化に役立つ8のツールについて、導入する目的やメリットを解説します。
営業部門のDX促進に役立つデジタルツール8選
営業のデジタル化といっても、やり方はさまざまです。まずは自社の課題を解決できるツールを導入することから始めると、社内全体のDX促進に良い影響を与えることができるでしょう。
1. CRM(顧客関係管理)
CRMツールは、顧客との関係を管理するためのツールです。顧客データや商談履歴、問い合わせ内容などを一元管理することができ、営業の生産性を向上させることができます。顧客のニーズに応えることで顧客ロイヤリティを高め、売上増加も期待できます。
代表的なCRMツール:Salesforce、Hubspot、Pipedriveなど
2. SFA(営業支援システム)
CRMと並び、営業のDXに欠かせないツールとして挙げられるのがSFAツールです。CRMが受注後の顧客との関係を強化するツールであるのに対し、SFAは、見込み客へのアプローチから商談、受注までを支援するツールです。営業プロセスの自動化や商談履歴を管理し、営業を効率的に行うことができます。
代表的なSFAツール:Microsoft Dynamics 365、Salesforce、Senses
3. MA(マーケティングオートーメーション)
MAは、見込み顧客の獲得、育成を自動化するツールです。顧客の属性・行動を一元管理し分析することで、顧客のニーズを把握し、ホットリードを逃さず適切なタイミングで商談を行うことができます。マーケティングに特化しているツールの為、SFAやCRMなどと合わせて利用することで、より高い効果を発揮します。
代表的なツール:Marketo Engage、SATORI、Kairos3
4. BI(ビジネスインテリジェンスツール)
BIは、企業が有するありとあらゆるデータを分析するためのツールです。DXを推進するうえで、最終的には欠かせないツールとなるでしょう。営業部門に導入すれば、BIの分析に基づいて、顧客の傾向や需要、市場動向を分析し、戦略を立てることができます。近年では製造業の現場でも利用が進められています。
代表的なBIツール:Tableau、Power BI、Einstein Analytics
5. オンライン会議ツール
リモートワークが浸透し、ビデオ通話によるオンライン会議も一般的になってきました。それに伴い、営業活動もオンラインに移行することで、時間や地理的な制約を受けずに顧客との商談や取引先とのミーティングを行うことができるでしょう。
代表的なオンライン会議ツール:Zoom、Microsoft Teams、Google Meet
6.SNS管理運用ツール
企業の宣伝にSNSを運用している場合、SNS管理運用ツールを利用することで、見込み顧客を分析・育成することが出来るようになります。また、投稿の自動化や分析など、効率的で効果的な運用をするためにも便利な機能が揃っています。
代表的なSNS管理運用ツール:Engage Manager、Zoho social
7. ファイル共有ツール
営業部門は取り扱う資料が多く、ファイル管理が大変な部門の一つです。セキュアなクビジネス用クラウドストレージなどのファイル共有ツールを使えば、社内外でスムーズにあらゆる情報を共有することが可能です。
代表的なファイル共有ツール:Fleekdrive、Box、Google Drive
8.ナレッジマネジメントツール
人手不足の現場では、属人化が起きやすく、営業のノウハウの引き継ぎが難しかったり、商談の進捗状況がわからなったりすることが多いでしょう。そこで、ナレッジマネジメントツールを導入し、営業に関する資料や知識を共有することで、チームでの営業活動が行いやすくなるうえ、営業担当社員全員のスキルを向上させることもできます。
代表的なナレッジマネジメントツール:Knowledge Explorer、NIKKEI The KNOWLEDGE
まとめ
営業部門のデジタル化を推進すれば、顧客満足度が高くなり、売上の向上が期待できたり、従来は手が回らなかった見込み顧客へのアプローチで、さらなる顧客を獲得することができるでしょう。ご紹介した8つのツールを導入し、課題を一つずつ解決していくことで、より効果的な営業活動を行うことができます。
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